平成29年3月支倉サロン ◇『憶念』~春のクラシック音楽と灯火(ともしび)のつどい~

明日は3月11日。この日は様々なことが思い起こされる日でもあります。

今月はこのサロンに『憶念(おくねん)』というタイトルをつけました。

 

この日のサロンは3部構成。

      第1部/春のクラシック音楽会  第2部/ティータイム  第3部/灯火(ともしび)のつどい

 

第1部は『春のクラシック音楽会』。

春の生命力や春の気分をいっぱい感じていただきたく企画しました。困難と向き合いながらも、日々たゆみない歩みを続けるサロンのみなさまへのエールの気持ちです。演奏は、ヴァイオリン・平澤敦子さん、ピアノ・畑中鞠子さんです。

ヴィヴァルディ  四季より『春』第1楽章

パラディス    シチリアーノ

英国の古い歌   ロンドンデリー

ショパン     バラード1番

マスネ      タイスの瞑想曲

ベートーヴェン  スプリングソナタ第1楽章

みんなで歌おう  早春賦

 

冬の寒さに耐えて春を待つ心や春の気分を感じながら過ごせました、とサロンのみなさまからお二人に感動の声が寄せられました。平澤さん、畑中さん、とても素敵な音楽を聴かせていただき有難うございました。

 

第2部は『ティータイム』。

おしゃべりって不思議ですね。互いに気分が上がっていき、相乗効果が生まれているのです。

 

第3部は『灯火(ともしび)のつどい』です。

憶念という言葉は、心に深く思いいつも忘れないことです。

わたくしたちが手にしているともしびは、阿弥陀如来様のひかりを象徴しています。如来の大悲にいだかれて、わたくしたちは安らかなる時を過ごしていました。

 

 

室内にはヴァイオリンとピアノが奏でる音楽が響いています。

   ヘンデル:歌劇≪セルセ≫よりアリア『オンブラ・マイ・フ』

厳かな雰囲気のなかでひかりを見つめながら、

ひとりじゃないこと、みんなとともに生きていることをみんなで一緒に感じていたい、

そして一日一日、明日へとつながる、確かな歩みを重ねていきたい、そう思っていました。